書籍紹介



2009年KKロングセラーズ発行 1972年生まれの堀江さん37歳の時の著書。

これまで脚本家向田邦子の存在は知っいたし、テレビでいくつかのドラマも見てきた。そして台湾の飛行機事故で亡くなられたことも知っていましたが、今まで興味なく過ごしてきました。でも、今回の番組を見て気になる存在になり、ネットで古い本を購入し読み始めました。

今この2冊を読み終え、人間観察の深読み、表現力や神秘な才能に改め興味を持ちました。
久しぶりの読書、時々見慣れない漢字にどう読むのだったっけ、戸惑いながら前後の文章の流れから探り時々は正解、読めない字は辞書で探す。つくづく読書の大切さを思い知りました。
40代の頃は、渡辺淳一の作品が好きでそのほとんどを読み、男女関係の指南書として勉強しました。
また、中国単身赴任翌年の1995年4月から、日本経済新聞の小説欄に「失楽園」が連載され、3日遅れでホテルに届く日本経済新聞を楽しみに、展開の成り行きに一喜一憂したことも思い出します。
今から十数年前、叔父(父親の弟)から「個展を開くんだって?」と突然電話がかかってきて、何で分かったのか奥さんに聞いたら「主人は毎日、新聞を最初から最後まで一字一句読むのが日課ですよ。」と言われ、紙面上でわずか一行の展覧会案内コーナーの印刷を見逃さなかったのです。
若い頃から体が弱かった叔父、慢性の胃腸病に患わされ、子供時代他人から馬鹿にされてきたが、働くようになってから一変、努力と粘り強い努力家になり、亡くなるまで元気で、いつもニコニコと笑顔を絶やさない叔父でした。
私も少しは叔父を見習って認知症防止、いや既にその予備軍の兆候を自覚ておりますが、これ以上進行しない様、笑顔で毎日を過ごし、沢山読書して脳を鍛えなくてはいけません。
今日は近くの大型ショッピングモール「エアポートウォーク」へ出かけました。
大型書店で見つけた別冊太陽の「写実絵画の画家たち」を立ち読みし、気に入ったので購入。
私の個人的な興味ですが、画家のアトリエの様子を見ることに興味があります。
昔からよく言われることに「画家はアトリエを覗かれることに大変抵抗を持つ。」と言われてきました。
有名な話では、藤田嗣治は彼を有名にした乳白色の下地作りや画法を他人に盗まれないよう、慎重になっていたと聞く。危うく他人が入ろうとすると、描きかけのキャンバスに布をかけ隠したとか。
私が20歳前後の頃、名古屋の有名画材店に勤めていて、画家の家に出向き画材の注文を貰い届ける仕事もしていたので、有名な日展理事の鬼頭鍋三郎のアトリエへも自由に出入りさせてもらいましたが、「一般にはなかなか難しいことだよ。」と先輩方から聞かされていました。
今回手にした「写実絵画の画家たち」には。ホキ美術館コレクションの白日会の大御所画家をはじめ、若手の画家のアトリエ写真が掲載されていました。
以前私のブログで「アトリエの画家」シリーズを10回続けました。
ご興味があれば、下記をご覧ください。
http://atoriemimiran2.livedoor.blog/archives/1535694.html
http://atoriemimiran2.livedoor.blog/archives/1535700.html
http://atoriemimiran2.livedoor.blog/archives/1535701.html
http://atoriemimiran2.livedoor.blog/archives/1535707.html
http://atoriemimiran2.livedoor.blog/archives/1535709.html
http://atoriemimiran2.livedoor.blog/archives/1535727.html
http://atoriemimiran2.livedoor.blog/archives/1535731.html
http://atoriemimiran2.livedoor.blog/archives/1535736.html










