一年の中で昼間の時間が一番長い夏至、今年は621日でした。

あれから1ヶ月が経ち、日の出時間が少し遅くなり、日の入り時時間は少し早まりました。

よもやま話 (1)

 

先週末梅雨が明け、夏の風物詩セミが元気に毎日大きな声で鳴いています。

最近、聞きなれない気象言葉「酷暑」「ゲリラ豪雨」「線状降水帯」やはりこの地球環境に以前とは違う変化が見られます。

 

最近気が付く事といえば、クマゼミが多くしかも、樹木の低い所でも沢山見かけます。
そして、早朝5時過ぎ大合唱がはじまります。

今朝も玄関前のサンゴジュの根っこ付近に6匹見つけ、カメラでこれほどまでに接近しても逃げません。

よもやま話 (2)

 

私が子供の頃は、クマゼミを捕まえることはほとんど不可能。なぜならば、クマゼミは木の高い所にいて、一般の虫取り網では届きません。仮に竹竿に短い虫取り網の柄を縛って採ろうにも、俊敏に逃げられてしまいます。

 

夏、最初に鳴くセミは、ニイニイゼミ、次にアブラゼミやクマゼミが鳴きだし、最後にツクツクボウシが鳴いてひと夏が終わるという記憶です。

 

ところがここ春日井市に来て3年経過しますが、まずニイニイゼミは見たことがありません。アブラゼミもほんのわずかで、主流はクマゼミです。しかも目の前を横切っていきます。

 

生き物は敏感です。セミは地中から出て幼虫から脱皮して成虫のセミになっても、わずか1週間程の命だと知ってからは、セミ採りを止めました。

 

日経新聞朝刊の連載小説、伊集院静作「ミツクサ先生」今日は402話、そろそろ終盤の様子。

 

夏目漱石の人となり、取り巻きの人物関係を描いた小説です。

 

今日の印象的な文章は、夏目漱石が亡くなり、夏目先生生前の思い出を語る寺田寅彦と芥川龍之介の対話です。

 

寅彦が熊本の五高時代に、俳句に夢中になりすぎ、教頭先生から勉学がおろそかと叱られ、夏目先生に相談したとき、夏目先生から言われた話です。

 

「いいかね。教師はあの築山のてっぺんが最終の目標のごとく教えるだろうし、学生もそう思うだろう。でも実は、勉強も生きることも、いかに早くてっぺんに登るかなんてどうでもいいことさ。いろんなところから登って、滑り落ちるのもいれば、転んでしまうものもいる。山に登るのはどこから登ってもいいのさ。むしろ転んだり、汗を掻き搔き半ベソくらいした方が、同じてっぺんに立っても、見える風景は格別なんだ。ミチクサは大いにすべしさ。」

 

「こんなふうにおっしゃいました。」

 

「いいお話ですね。ミチクサ先生か・・・・」

 

 

一昨日ネットオークションで落札した本2冊が今日の午後届きました。

 
よもやま話 (3)

よもやま話 (4)

私が画家の中で一番好きな藤田嗣治のことを書いた本です。

 

好きな画家故に、藤田に関する本、雑誌、画集、写真集は沢山持っていますが、この2冊はまだ内容を知りません。

 

私のブログの中でも、一番投稿した内容は藤田関連の記事です。

好きが高じてこんな写真まで投稿したり、代表的な自画像を2作模写もしました。

よもやま話 (5)

よもやま話 (6)

よもやま話 (7)
 

他にも写真集からヒントを得て、私なりの藤田画伯自画像も描いてしまいました。

よもやま話 (8)

よもやま話 (9)

よもやま話 (10)