先週、かかりつけの医院で待合の時間に手にした本、「人生論 堀江貴文著」、新型コロナウイルス感染防止のため、待合室の本や雑誌は片付けられていたが、最近再び図書が置かれ、不意にこの本が目に留まりてにした。十数ページ読み終えた時に、診察の呼び出しがあり、本のタイトルと出版社を控え、家に帰ってヤフーオークションでこの本を見つけて落札にチェック、三日前に届いた。

2009年KKロングセラーズ発行 1972年生まれの堀江さん37歳の時の著書。

2009年KKロングセラーズ発行 1972年生まれの堀江さん37歳の時の著書。
早速読み出し、今日現在五分の二読み終えたところで印象に残った部分。
「人生は諸行無常だと思う」私は三十代でライブドアーを世界一の会社にしたいと思っていた。世界レベルの仕事をするには、三十代が体力的に限界だろう。<省略>フジテレビの買収には失敗したが、別の効果もあった。<省略>これで得た千億円以上もの莫大な軍資金を活かし、世界のトップを目指そう!
ところが、強制捜査・逮捕されたことで、「世界一になる」という私の夢は消え去ってしまったのだ。私は、この世の中は諸行無常だと思う。
そしてもうひとつ、私は最近毎晩夢を見る。しかも結構長い内容の夢である。そのメカニズムが気になっていた。この答えが分かったような気がする。
「素晴らしい人間の本能」人間は、眠っている間に脳の中の海馬という部分で、昼間起こったできごとを取捨選択し、「短期記憶」を「長期記憶」として固定するプロセスを自動的に行っている。嫌なことはここでふるいにかけられ忘れ去られ、脳が重要だと判断したものは「長期記憶」として保存される。<省略>夢は、「長期記憶」に書き換えているときに見るものである。今日起きたことや、最新の記憶、古い記憶を呼び起こして、再度長期記憶にメモリーし、整理している作業なのだ。長期記憶にするべく刺激を与えるので、よくわからないつじつまの合わないストーリー展開になっていたりする。
人間は八時間ほどの睡眠の間に五、六回夢を見ると言われている。夢というのは脳の中で実際に起こった記憶がぐるぐる回っている過程である。