今朝、ライブドアーのブログ記事にコメントをいただきました。
「昨日偶然、板谷房の記述を見ました。彼は父の友人でした。渡仏後、初めは草を食べて餓えを凌ぎ、藤田嗣治の下塗りをして生活していたそうです。」
もちろん、すぐに返信いたしました。
「コメントありがとうございます。
オークションで手に入れた板谷画伯の絵は、今も寝室に飾って毎日眺めています。以前にもネット検索で、私の記事を読まれたお身内の方からコメントをいただき、以外に早くにお亡くなりになられたことを知りました。
私が17歳の時。板谷画伯に出会い「君は絵描きの目をしているね。」と直接語られたことが、ずーと脳裏から離れません。」
今回のコメントで興味があることは、「・・・藤田嗣治の下塗りをして生活していたそうです。」
私が17歳、初めて板谷画伯に出会った時、板谷画伯の経歴には「藤田嗣治に師事」と言うことが記されていたことを鮮明に覚えています。当時から藤田画伯は私が一番好きな画家のひとりでしたから、板谷画伯に会えたことは、藤田画伯により近づけた思いを勝手に懐いていました。
そして、今回のコメントで分かった事実、藤田画伯はツルツルのキャンバス下地の作業は、自身で行い絶対秘密にしていたと書かれている、藤田嗣治関連の記述に疑問視できる点です。
少なくとも大型キャンバスの下地塗りや数多くの作品の下地塗りから制作まで、すべてを一人でこなすことには無理があると個人的に考えていたからです。
有名人には必ず諸説ざまざまな伝説が生まれるのもですが、それらが独り立ちしてしまいそのまま事実にされることもよくある話。
今日は朝からネット社会のすばらしさを実感した一日の始まりです。
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ミーミーラン
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