一昨日記事にした作者不詳のフランス絵画が今日届きました。

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見れば見るほど引き込まれる素晴らしい名画に思えます。額縁はひどく汚れていて、ウエットティッシュで拭くとひどい汚れがこびりついてきます。何度か拭きようやく綺麗になりましたが、経年のせいか?一部飾りの模様が欠けて、白い石膏が剥がれていますが、これはパテで修復し金の絵具を塗って直せると思います。

肝心の絵は、これまた経年による亀裂も見られますが、キャンバス裏面に定着液の跡があり、修復されているようです。

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キャンバスの右下、左下に黒色でサインのような文字らしき跡が見られますが、解読不能。私個人の見識では、ラファエル前派の誰かが描いた絵画に思えます。有名なダンテ・ゲイブリエル・ロセッティでないにしても、19世紀あたりの絵画の特徴があるように思えます。

外箱には「日動様 岩佐」と箱の寸法が記されています。

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日動様とは日動画廊の岩佐さんが出品者なのか購入者だったのか?詳しくは分かりませんが、想像したくなります。

キャンバスの裏面のシールとらく印で、フランス絵画、ナンバーが読み取れ、EXPOSITION  D'ART  FRANCAIS  CONTEMPORAIN  AU  JAPON  をグーグル翻訳で調べたら「日本におけるフランス現代美術展」おそらくこんな展覧会の出品作の一作なのでしょう。

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勝手な思い込みかもしれませんが、美術館所蔵作品であってもおかしくない名画です。

表題の「眠れる名画」とは、2004年にテレビで見た番組を思い出します。

ハイビジョン特集 スリーパー・眠れる名画を探せ~イギリス美術界のシャーロック・ホームズ~

行方不明の名画、巨匠のタッチに上塗りされた名画、継ぎ足され正体不明になった名画・・・。これらスリーパーと呼ばれる名画を探し出す天才的な画商たちがいる。その一人でスリーパー発掘者として名高いイギリスの画商、フィリップ・モウルド氏に密着し、時代背景や当時の生活を読み解き、独特の感性と知識で名画を発見する過程を取材した。修復士や鑑定士の仕事を紹介するとともに、美術界の知られざる一面を浮き彫りにする。

その後、彼を主演に各種名画の真贋をドキュメントにしたテレビ放送がイギリスで始まったようです。
YouTubeで番組を見たことがあります。

参考映像です。