泰西名画模写画とオリジナル絵画、コレクションの作品紹介

10年以上続けてきたヤフーブログから移行してきました。 画家になりたいという、若い頃からの夢をかなえたくて、独学で模写から勉強しています。 また、好きな人物画を主に、有名無名を問わず気に入った絵画収集にも努めています。 他にも日々お出かけの日常などを紹介しています。

2011年11月

シャコバサボテン

毎年冬を迎えるこの頃に窓辺を彩ってくれる、シャコバサボテンの花。

その花の美しさとは裏腹に、名前の由来は葉のように見える茎節の形が甲殻類の「シャコ」に似ているから。

シャコバサボテンとは、蝦蛄葉サボテンだったんですね。可憐な花には、別名の「クリスマスカクタス」の方が似合っている気もします。

イメージ 1

ピカソ 家族の肖像

昨日ブログ記事にしたピカソの父、ホセ・ルイス・ブラスコは、長身痩躯の色白で、その風貌や好みのために友人からは「イギリス人」と呼ばれていた。

母マリア・ピカソ・ロベスはホセとは対照的に、小柄で黒い瞳、浅黒い肌という典型的なアンダルシア人の容貌をしており、パブロにもそれは受け継がれた。

母のスケッチ 1895、1896年(ピカソ14、15歳頃)
下の絵に書かれた文字Mi primer intento de acuarela(ぼくの初めての水彩の試み)と読める。

イメージ 1

イメージ 2

母の肖像が父や妹に比べて少ないのは、家事で忙しくてポーズをとる暇がなかったためだと思われる。
バルセロナ・ピカソ美術館が所蔵する膨大なデッサンの大部分は、母が大切に保存しておいたものである。

ピカソの三つ年下の妹ローラもお気に入りの、また日常的にポーズしてくれる唯一の若い女性モデルだった。

<文面は執筆者大高保二郎氏のまま掲載しております。>

人形を持って座るローラ  1895年(ピカソ 14歳)

イメージ 3

画家の妹ローラの2点の習作 1897年頃

イメージ 4

画家の妹ローラ 1898年

イメージ 5

画家の妹ローラ 1899年

イメージ 6

イメージ 7

画家の妹ローラほかのスケッチ 1900年

イメージ 8

 

ピカソ 父の肖像

まわりにいる人やものをなんであれスケッチするのが、ピカソの幼い時からの習慣だった。

画家で美術教師だった父、ホセ・ルイス・ブラスコはピカソにとっても最初の絵画の師であった。自分をはるかに凌ぐ才能を息子パブロに見出した彼は、パブロを画家としての将来の為にさまざまな手を尽くし、また、自ら忍耐強く写生のモデルをつとめた。

1895.1896年 ピカソ15歳の頃の父のデッサン

イメージ 1

イメージ 2

ほとんど青一色の水彩によって描かれ、濃い背景から細長い横顔の輪郭が白く鮮やかに浮かび上がってくる。
1896年頃の父の肖像作品3点

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

1899年頃(ピカソ18歳頃)の父のデッサン

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

文面は執筆者大高保二郎氏のまま掲載しております。

ピカソの自画像

一昨日のピカソのつづきです。

美術史上、自画像の画家としてレンブラントやゴッホが思い浮かびますが、実はピカソも数多くの自画像を残しています。

ピカソ自身「私は日記のように絵を描く」と語る。その意味で自画像は、もっとも内密にして素直な心情を告白しているようで興味を引く。

15歳の自画像の優作は将来への漠たる不安とともに、そんな屈折した心理が投影されている。
「ぼさぼさ頭の自画像」とも呼ばれるこの絵のピカソは14、15歳。少年のころは痩せていたにしても、ほかの自画像よりかなり面長に描かれている。

不安に満ちたところか気弱な表情も、見慣れたピカソのものとは違うように感じる。

イメージ 1

1899年から翌年にかけて、深い悲しみの気配と暗い色がピカソの画面を覆うようになる。
木炭で描かれたモノクロームの自画像。

イメージ 2

イメージ 3


1901年(20歳)の作品、青年期のピカソの自画像はいつも実年齢より大人びてみえる。
イメージ 4

イメージ 5


カリカチュア風自画像(1903年作)
いたずら者の猿が、画家の持ち物であるペンと絵筆を左右の耳にはさみ、なにかたくらんでいるようだ。
悪意やずる賢さ、機知や風刺精神に満ちたピカソの一面がここでは猿に重ね合わされている。
多面的な自我を持ち、それを変幻自在のスタイルで表現できる才能こそ、近代芸術家のなかでもピカソが最も際立つオリジナルな点であろう。

イメージ 6

文面は執筆者大高保二郎氏のまま掲載しております。

デッサン・クロッキー会

祝日の今日は、予定通り午後からのデッサン・クロッキー会に参加してきました。

会場は名古屋市芸術創造センターの6階大会議室、生徒さんは総勢20名強でしょうか?はっきり数えたわけではないですが、こういう会は大勢の方が何となく良い感じ。

休憩時間に、お茶やおつまみのお菓子や飴、チョコが出てくるところに主催者の優しい心が感じられ嬉しい。

ところで私の作品の出来栄えは・・・・?

今回のクロッキー、1ポーズ時間が3分、焦る焦る・・・トホホです。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

こちらの会では、クロッキーのモデルさんと固定ポーズのモデルさん2人が並んでくれているので、好きな方を選んで描け、興味ある場面をセレクト出来て嬉しい。

着衣の固定ポーズの作品はこちらです。

イメージ 8

イメージ 9

ピカソ

最近、デッサン会やクロッキー会に参加する機会を得た私ですが、明日も午後からのデッサン会に参加しようかと思っています。

ところで、20世紀最大の天才画家と称されるピカソ。彼の少年時代から美術学校で描いていた基礎学習であるデッサンの出来栄えは凄いですよね。

今日の午後、初めて豊橋中央図書館へ行き、気に入った本を借りてきました。その中の1冊に興味ある内容があります。

タイトルは「ピカソ 天才の誕生」2002年9月21日~12月8日の間、上野の森美術館で開催されたバルセロナ・ピカソ美術館展の展示紹介本です。

3年前にも「好きな画家たち」で取り上げましたピカソ、その時の記事はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/36056254.html

ピカソは1881年10月25日に誕生、ピカソ(8歳)と妹のローラ(4歳)の写真です。

イメージ 1

パリ定住間もない頃のピカソ 1904年、リカルド・カナルス撮影。

イメージ 2

ピカソ9歳の時のデッサン、1890年11月「ヘラクレス」

イメージ 3

ピカソ11歳の時のデッサン、1892年、石膏トルソの習作(ベルヴェデーレのトルソ)

イメージ 4

美術学校上級クラスの時のデッサン、1896年1月17日、裸体の写生習作(木炭、コンテ鉛筆)

イメージ 5

1896年、裸体の写生習作(黒鉛筆)

イメージ 6

1895~1896年、裸体の写生習作(グラファイト鉛筆、コンテ鉛筆、ペン)

イメージ 7

1895~1986年、5点の手の習作(コンテ鉛筆)

イメージ 8

1895~1896年、雑多なスケッチ(水彩、セピア淡彩)

イメージ 9

1895年、老人の肖像(油彩)

イメージ 10

1985年、裸足の少女(油彩)

イメージ 11

クロッキー教室

昨日の午後は「ランの館」で時間つぶし、午後6時から午後8時半までは楽しみな「クロッキー教室」です。

昨日は男性2名、女性1名のモデルさん。いろいろ趣向を凝らして企画してくださる主催者に感謝です。

5分ポーズの繰り返しですが、本音はもう少し時間がほしい。無我夢中で時間との戦いで集中、終わった後は爽快感が・・・。

昨日の主な作品の出来栄えです。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

ランの館

昨日は全国的に雨、気温はさして下がらなかったものの酷い降りでした。

そんな雨模様の中でも「ランの館」は賑やかでした。昨日は「なごやの公園スタンプラリー」の特典で入場無料。

1か月前はハローウィンのデコレーションでしたが、昨日は1カ月後のクリスマスモード。

胡蝶蘭で飾ったクリスマスツリーが印象的でした。

夜のイルミネーション点灯後はもっと綺麗でしょうね。

イメージ 1

たまには予習を・・・

明日は「11月クロッキー会」の日、少しはマシなデッサンを描けるようにと予習してみました。

実物を見て描けることが最も良いのでしょうが、現状では叶わぬ夢、他人のデッサンや写真集を見て描いてみました。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

金田新治郎作品ゲット

金田新治郎のデッサンの「男女裸像」下絵をゲットしました。

【技法】デッサン コンテ 

【作品サイズ】65㎝×50㎝

作家説明 ■金田新治郎 (かねだ-しんじろう) 1902-1992 明治35年12月18日東京生。
太平洋美術学校に学ぶ。帝展、日展に入選。新世紀美術協会委員。平成4年没。享年90歳。

イメージ 1

イメージ 2

今まで聞いたことのない画家ですが、オークションでこの作品を見たら欲しくなり手に入れました。

画面に縦横の枡目が入れてあることは、これを拡大してキャンバスに本画を描くための下絵であることは間違いない。完全8投身の綺麗なスタイル、見事な男性美と背後の女性の意味ありげな画題が出来そうです。

既に物故画家で、大画面であろう描かれた本画が、どこにあるか知らないが是非拝見したいものだ。
確かなデッサン力であることは、帝展や日展入選画家であることからも確かです。

画題的には何となくアダムとイブ的な感じ。
私が描いた宮本三郎の摸写画をおまけに提示しておきます。

イメージ 3

ギャラリー
  • 中島義行画伯の絵をゲット
  • 中島義行画伯の絵をゲット
  • 伊牟田經正画伯の絵をゲット
  • 伊牟田經正画伯の絵をゲット
  • 第24回陶のまち瀬戸のお雛めぐり
  • 藤井勉画伯の絵をゲット
  • 藤井勉画伯の絵をゲット
  • 今日の日経新聞
  • 今日の日経新聞
アーカイブ
  • ライブドアブログ