泰西名画模写画とオリジナル絵画、コレクションの作品紹介

10年以上続けてきたヤフーブログから移行してきました。 画家になりたいという、若い頃からの夢をかなえたくて、独学で模写から勉強しています。 また、好きな人物画を主に、有名無名を問わず気に入った絵画収集にも努めています。 他にも日々お出かけの日常などを紹介しています。

2010年01月

錯視芸術家 ヨース・ド・メイ

ベルギーの画家、ヨース・ド・メイは彼のキャンバスのだけ存在できる不可能な世界を創造する名人である。その世界は本物らしくて同時に本物らしくない。そこには大いなるパラドックス(逆説)が横たわっている。

「心を満足させるだけのアートは面白い、目を満足させるだけのアートは薄っぺらい。私がいつも面白いと同時に、美的にも満足できるアートを探しているのはそのためである。」と述べている。

イメージ 1

「大ベルギー都市のための美しい建築」 キャンバス アクリル絵具 1979年作 110×95cm

イメージ 2

「オウムと家族のための奇妙なパノプティコン構造」 キャンバス アクリル絵具 1987年作 100×85.5cm

イメージ 3

「フランドルの冬の日のメランコリーな旋律」 キャンバス アクリル絵具 1988年作 90×70cm

イメージ 4

「これはマグリットではない」 キャンバス アクリル絵具 1989年作 60×50cm

イメージ 5

「冬の雪景色のなかのブリューゲルのためのパーティー」 キャンバス アクリル絵具 1989年作
70×90cm

イメージ 6

「見えない男の肖像」 キャンバス アクリル絵具 1989年作 50×40cm

イメージ 7

「水道橋の周りの長い道を行くふたり」 キャンバス アクリル絵具 1990年作 80×60cm

イメージ 8

「内と外の眺めをもつ窓」 キャンバス アクリル絵具 1994年作 60×50cm

イメージ 9

「ふたつの方向をもつ窓の静物」 キャンバス アクリル絵具 1993年作 60×50cm

イメージ 10

「画家の待合室」 キャンバス アクリル絵具 1996年作 80×60cm

イメージ 11

「マグリットのセラピストによって観察されているエッシャーの考える人」 キャンバス アクリル絵具
 1997年作

イメージ 12

実験絵画

ここ数日、錯視芸術家を紹介する記事をアップしてますが、かなり刺激的です。

そんな訳で、今日実験的絵画に取り組んでいます。

20代の頃描いた西洋人形の絵に、ホワイトで絵を塗りつぶし、時間が経ってからサンドペーパーで削っていたら、ところどころ剥離して、ご覧のようなちょっと面白いことになってきました。

もともとドイツの人形をモデルに描いた絵でしたが、気に入らず新しい絵を描こうとしてたのですが、何故か人形の顔に部分だけが、昔のまま残ってしまいました。

イメージ 1

「余白に何か描いて作品にしなさいよ。」と言ってるようで、ひらめきましたのが、この写真。

イメージ 2

コラージュ的な発想ですが、幻想的で面白そうね絵画になりそう。

イメージ 3

錯視芸術家 福田繁雄

日本のグラフィック・アーティスト福田繁雄は、錯視的なデザイン・芸術の世界で比肩する人がなく、遊びと空間を結ぶ概念である「遊び」の達人である。

彼はその熟練したデザインと豊富な作品によって、国際的な名声を得ている。

福田繁雄は1932年東京で生まれ、昨年1月11日22時30分、くも膜下出血で死去。享年76歳。

イメージ 1

イメージ 2

今回の「錯視芸術家シリーズ」で最初に紹介した「モナ・リザ百微笑展」のポスターが印象的です。
関連記事は : http://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/40826866.html

「男と女の脚」 シルクスクリーン 1975年作 103×72.5cm
このポスターは、1975年に京王デパートでの個展のために作られたもので、これは彼のグラフィック作品の初期の展覧会であった。

イメージ 3

「第9交響曲」 音楽会コンサートのためのポスター用イラストレーション 1985年作

イメージ 4

「ランチはヘルメットを被って」 溶接したフォークやナイフ、スプーンの溶接で出来ている。

イメージ 5

「海を切り離すことはできない」 溶接されたハサミ 1988年作 310×285×248cm
福田はわずか1週間で、2084個のハサミを使ってこの作品を完成させたそうだ。

イメージ 6

「アンコール」 木の彫刻 1976年作 50×50×30cm
ある角度から見るとこの彫刻は、写真のように一人のピアニストに見える。しかし90度回転させると、バイオリニストに変わる。

イメージ 7

「消える柱」 木の彫刻 1985年作
この作品は不可能な列柱を物理的に構成したもので、不可能な乾草搔(フォーク)の古典的な絵を基に作ったものである。上部には3本の円柱があり、下部には2本の長方形の柱がみえる。

イメージ 8

錯視芸術家オクタビオ・オカンポ

錯視芸術家シリーズ、第4弾は今回のシリーズ第1回「モナ・リザ」で紹介したオクタビオ・オカンポです。 第1回の記事は  http://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/40826866.html

メキシコのアーティスト、オクタビオ・オカンポは、知覚的に「180度転換」する肖像画や宗教的シーンを作る専門家である。

彼の作品は長時間見つめているほど沢山の内容が見えてくる。花々は顔になり、山々は互いに語り合い、棺の上の哀悼者はキリストの顔になる。

敬虔なカトリックであるオカンポは、その作品に宗教的、世俗的な象徴を吹き込んでいる。

イメージ 1

彼は自分の作品について、次のように説明している。

「自分の作品の特別なスタイルをどう定義するか探していたとき、私はある実験をやってみました。私の構図の中に頻繁に変容するイメージが現れてくるのに気づいたため、それをアートの分野での重要なもの、素晴らしいものとして採用することにしたのです。」

オカンポは彼の変容へのインスピレーションを誘うものをいたるところに見出した。雲の中、樹木、水、人物、映画、書物、写真、その他の多くのものの中に「私は起きているときでも眠っているときでも、その解決策をみつけられるようです。」と彼は言っている。

「いったん私の心の中で完成してしまうと、そのアイデアを物質化するための技術的な面だけが残るのです。」

オカンポは、自分の作品をみる人を、その第一印象によって、その美しさや恐怖感によって引き込もうとしているという。しかしそれはただ最初のイメージにすぎない「やがて、観る者たちは2番目のイメージ、3番目のイメージがあることに気付きます。そしてこれらのイメージが最初のイメージとは全く違う感情的なメッセージを運んでくることに気づくのです。」

「ループ」 キャンバス 油彩 1982年作
これは1930年代のメキシコの映画スター、ループ・ベレスの肖像で、悲劇的な激しい人生を描いている。

イメージ 2

「ハリウッドの虎」 キャンバス 油彩 1982年作
ハリウッド映画のアイドル、ジェームス・ディーンの肖像。

イメージ 3

「マレーネ」 キャンバス 油彩 1983年作
1940年代の映画スター、マレーネ・ディートリッヒを描いたオカンポのこの肖像は、あいまい図形の名作である。毛皮のコートの細部、トレードマークの帽子とハンドバックがその顔に美しく溶け込んでいる。

イメージ 4

「天体」 キャンバス 油彩 1994年作
顔と手が天使の姿で作られている。

イメージ 5

「棕欄の日曜日(パームサンデー)」 キャンバス 油彩 1994年作
オクタビオ・オカンポは、パームサンデーのイメージのなかに、キリストのエルサレム入城を描いている。

イメージ 6

「薔薇の奇跡」 キャンバス 油彩 1996年作
「薔薇の奇跡」はクアデループの聖母マリアの物語のクライマックスを描いている。この絵に描かれているのは、聖母マリアからの証言を持って、ファン・ディエゴが司祭の面前にやってきたときの最高潮のシーンである。
彼は着テイタタバードをさっと開いて、驚いている司祭に薔薇の花を浴びせかけた。そのタバードの前部に聖母マリアの象徴が消えることなく印されているのを見せるためであった。このタバードはいまなお、聖母を讃えるために建てられた大聖堂でみることができる。
 
イメージ 7

金子國義

久しぶりに「好きな画家たち」を投稿いたします。

昨日本屋で、「金子國義の世界」という本を手にして、買ってきました。

「一度見たら忘れられない程、インパクトの強い絵は素敵な作品」と自称定義している私にとって、久しぶりに若いころのムラムラが戻ってきて、何故か新鮮な気持ちで購入しました。

彼に魅かれる一つに、金子さんの室内空間。見事な照明演出と蒐集品の配置に、日頃青白い蛍光灯の眩しい居住空間でしか生活していない私にとっては、あこがれの居住空間です。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

作品「生贄Ⅶ」 2005年作 キャンバス 油彩 45.5×37.9cm

イメージ 7

作品「卵を持つ少女3」 2008年作 キャンバス 油彩 33.4×24.8cm
かぐや姫が言うに「あかまむし~の人(研ナオコさん)」よく似てるかもね。

イメージ 8

ご本人のホームページは http://www.kuniyoshikaneko.com/

イメージ 9

プロ 美術家になる!

イメージ 1

23日(土)から時間がある度に、つなぎ読みしてた本があり、今読み終えた。

「プロ 美術家になる!」(佐々木豊 著)画家佐々木豊氏は、名古屋出身ということもあって、何となく親しみを感じてたし、あの蛍光ピンクの色使いやマティエールが独特で興味を抱いていた。

本書には有名画家との対談も記されていて、普段聞くことの出来ない画家の本音までもが読み取れる。

私にとっては画家になる指南書の1冊に加えたいと思います。

ランの館

今日は予約してた本が届いたと連絡を受け、大須へ出かけました。

ついでに久しく来てなかったお気に入りの「ランの館」へも。

来月の「バレンタインデー」に相応しい飾り付けがなされ、とても綺麗。

夜は午後4時から庭園のイルミネーションに灯りがともり、もっと華やかde都会のオアシスとして、恋人たちの憩いのスポットになることでしょう。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

今は好きなランの中でも、このバンダの花がお気に入りです。自分で育てるのは難しく、過去4本とも枯らしてしまった。我が家の温室では残る1本も葉が1枚だけで、既に仮死状態。

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

錯視芸術家サルバトール・ダリ

錯視芸術家の一人として、サルバドール・ダリを出さずにはいられません。

以前、「好きな画家たち」シリーズでも紹介いたしましたが、彼もまた20世紀の最もオリジナルで並外れた画家の一人である。


さまざまな視覚のトリックを組み合わせたダリの巨匠にふさわしい傑作をご覧ください。

「偏執狂的な顔」 パネル 油彩 1934-35年 62×80cm
小屋の前に座っている原住民を描いたアフリカの村の絵葉書が、インスピレーションを与えてこの作品が生まれた。

イメージ 1

「大いなる偏執狂」 キャンバス 油彩 1936年 62×62cm
ダリによれば、小さな人物たちが大きな顔を作るために使われている「大いなる偏執狂」は、地中海地域
で生まれた最も偉大な偏執狂たちを象徴するために描かれた。

イメージ 2

「海辺に出現した顔と果物鉢の幻影」 キャンバス 1938年 114、5×144cm
この構図は、海辺、犬、果実鉢そして遠くの風景を結合している。
果物鉢は幻覚的な顔を含んでいる(ダリの作品にはいくつか見られる)。
顔はダリの親友であるフレディコ・ガルシア・ロルカの顔だといわれている。
ロルカは有名なスペインの詩人で、1936年にファシストによって銃殺された。
この作品を近くで見ると、トンネルが犬の目を作り、導水橋がその首輪を構成する複雑なイメージを見ることが出来る。
顔はばらばらな要素から出来ている。片目は水差しの口だし、鼻と口と顎は果物と座った人の背中を結びつけるような配列でできている。

イメージ 3

「ヴォルテールの見えない胸像」 キャンバス 油彩 1941年 46、3×5、4cm
「ヴォルテールの見えない胸像」は、ダリがだまし絵的なイメージに熱中した時代の末期に作られてものである。
だがこの作品がこの手法の作品として最も有名な例であることは間違いない。
この絵には、18世紀の偉大なフランスの啓蒙哲学者ヴォルテールのウードンによる胸像が、修道女たちのグループ像で構成されていて、それによって、ヴォルテールが自由思想と無神論の偉大な古典的作品を著した一人であることへのユーモラスな言及にもなっている。
この絵を少し離れて見るか、焦点をぼかして見ると、ヴォルテールの胸像を見ることが容易になるだろう。

イメージ 4

1954年(50歳)のサルバトール・ダリ

イメージ 5

伊勢神宮・志摩

今朝は至って良い天気、思い立ったのが伊勢神宮へお参りに行こう。

9時ごろ家を出たのだが、伊勢神宮駐車場に入るのに大渋滞。相変わらずの繁昌ぶりです。

新しく架けられた、宇治橋を渡り内宮さんへお参り。

イメージ 1

内宮さんの綺麗な鯉さんたち。

イメージ 2

おかげ横丁は相変わらずの人出で、大賑わい。古い建物と土産物屋さんの風情は昔ながらで、昔からこんな感じで、参拝者をもてなしていたのでしょう。

イメージ 3

今日、こちら伊勢志摩へ来た目的は、美味しい牡蠣をたらふくいただくこと。
屋外バーベキューで、思う存分焼き牡蠣を堪能いたしました。

イメージ 4

最後に、見晴らしの良い鳥羽展望台から太平洋を一望。

イメージ 5

錯視芸術家エッシャー

錯視芸術で世の中に知られているのは、M.Cエッシャーでしょう。

経歴には、オランダ人の水力技師の末息子として、1898年にオランダのレーウバルデンで生まれた。

彼はできのよくない学生で、学校での唯一の楽しみは美術の授業だった。彼が20歳の時、父親はこの若い息子を建築家にしようと決めていたため、エッシャーはハールレムの建築装飾デザイン学校に通った。

しかし学業半ばにして、自分の本当に好きなことはグラフィック・アートだと心に決めた。

1946年、エッシャーは従来の慣例にない遠近法による版画の制作に集中し始めた。

この探求に1956年まで没頭したあとエッシャーは、不可能な図形を探求し始める。

「描く手」 リトグラフ 1948年 28×33cm
これはおそらくエッシャーの大傑作として最もよく知られた作品でしょう。

イメージ 1

「物見の塔」 リトグラフ 1958年 46×29、5cm

イメージ 2

「上昇と下降」 リトグラフ 1960年 25、5×28、5cm

イメージ 3

「滝」 リトグラフ 1961年 38×30cm

イメージ 4

エッシャーはゆうに400以上の版画を作ってきたが、ほとんどが木版とリトグラフで、さまざまなテーマを描いている。1972年に他界するまで仕事を続けた。

イメージ 5

ギャラリー
  • 中島義行画伯の絵をゲット
  • 中島義行画伯の絵をゲット
  • 伊牟田經正画伯の絵をゲット
  • 伊牟田經正画伯の絵をゲット
  • 第24回陶のまち瀬戸のお雛めぐり
  • 藤井勉画伯の絵をゲット
  • 藤井勉画伯の絵をゲット
  • 今日の日経新聞
  • 今日の日経新聞
アーカイブ
  • ライブドアブログ