泰西名画模写画とオリジナル絵画、コレクションの作品紹介

10年以上続けてきたヤフーブログから移行してきました。 画家になりたいという、若い頃からの夢をかなえたくて、独学で模写から勉強しています。 また、好きな人物画を主に、有名無名を問わず気に入った絵画収集にも努めています。 他にも日々お出かけの日常などを紹介しています。

2009年12月

宮本三郎作「二人」模写中

今日は比較的制作が進みました。5合目半ぐらいまできたかな?もうすぐ頂上???。
いえいえ、まだまだ遠いですね~。難儀ですね~。

イメージ 1

少しアップしてみました。

イメージ 2

イメージ 3


昨日紹介した「ぶれない」(平山郁夫著)で、「90歳になった時の自分のために今、何をすべきか」
印象的な文章でしたから紹介いたします。

私は70代も後半になりましたが、今も一日に8時間化9時間は仕事をします。

旅に出ているとき以外は、アトリエに一歩も入らないという日はありません。

作品を仕上げ、いろいろなことを勉強するためには自分を鍛える必要がある。体力と集中力を高める必要があるんです。

そのため、毎朝の10分から15分の柔軟体操は欠かせません。不思議なことに、何も運動せずにいきなりアトリエで描き始めると、早く疲れてしまうのです。

そして掃除。
アトリエの掃除は人に頼まず、すべて私の領域です。広いアトリエに掃除機をかけ、板張りの床のから拭きをします。

掃除機は週に1,2回ですが。から拭きは毎日。隅々までみがくと30分ほどかかり、うっすら汗ばむほどに筋肉を使います。掃除をやっていると一瞬、無心になれるもで、集中力を高めるのに役に立つのです。

これで、心と体の準備を整え、一度アトリエに入ると3時間は集中し、それを一日に3回行うのが日課です。集中しているときは、この3時間が30分くらいに感じるものです。

体を鍛えるということでいえば、出来るだけ粗衣粗食も心がけています。上手いものばかり食べていては、かえってダメになってしまう。栄養剤や薬などに頼っても、これは一過性のものであり、続けると依存症になって差しさわりが出てくると思うのです。

医者に言われて、一日24時間、血圧計をつけて測ったことがあります。結果は絵を描いている時間帯が一番安定していたくらい、仕事中にトップコンディションに持っていくことに留意しているのです。

こうして日々鍛えている私でも、これからは若い時の様な体力、集中力、腕力で勝負する訳にはいかなくなってくるでしょう。経験不足を若さでカバーするような「力わざ」に頼ることはできなくなってきます。

まだまだ衰えていないと思っている私ですが、「90歳になったらどうだろうか」と考えます。

今のように時間をかけて一枚の絵を仕上げていくことは、もうできなくなっているのかもしれません。ならば、若い時分から今までは長い棒を振りまわしちた状態だとしてら、90歳のときは居合抜きのようん、一刀両断で描き上げるようにしなければならない。

そうでなければ、集中力と持続力が持たないでしょう。そう考えて、私は今までの描き方とは異なる「一刀両断で一気に決めていくような技術」を習得するため、今からあれこれ訓練しています。

まだまだ技術的にもやりたいこと、やらなければならないことはたくさんあるのです。

こう書きつづられていました。私にはいい戒めになります。少しでも先生のアカを煎じていただかなければ・・・。

平山郁夫著「ぶれない」

イメージ 1

今日の夕方、図書館で本を借りてきた中の一冊「ぶれない」(平山郁夫著)を紹介いたします。

食事を終えてから読みだし、一気に読み終えてしまいました。

この本、目次をペラペラとめくり、「判断基準は美しさ」「画品をみがくように」などの項目に、誰か画家さんの著作だろうと思って借りることにした。

そしたら、先週亡くなられた平山郁夫画伯の著書だった。今まで彼の本を読んだことがなかったので、読み始めたら赤裸々な画伯の思いが、読みやすい口語体で表現されていて、私には彼の私へのメッセージと思え、読み切りました。

2008年8月20日発行ですから、このときはお元気でいられたでしょうし、本にも「90歳になったときの自分のために今、何をすべきか」のタイトルで書かれた内容がある。

きっと、15歳のとき広島で被爆し、結婚し二人目の子供が生まれる矢先の30歳前に原爆症が発病し、白血球が平常の半分に減って、苦しい思いをされたが、なんとか克服し、長寿であられた師匠の前田青邨先生(享年92歳)のように90歳までは生きるおつもりだったのでしょう。

改めてご冥福をお祈りいたします。

blog用保存

イメージ 1

サンタ写真blog用保存

宮本三郎作「二人」模写画制作中

イメージ 1

宮本三郎作「二人」模写画の制作過程、登山に例えるとようやく5、6合目あたりまでたどり着いた感じでしょうか。

11月4日から描き始めて、ちょうど1カ月。こんなスローペースですが、なんとか年内に完成させていものです。

宮本三郎作「二人」模写中

イメージ 1

宮本三郎作「二人」の模写、少しづつですが進行してます。

どうも集中力の時間が長くもたない日々、今年模写を完成させた作品は10作。

今回のこの絵が今年最後の絵になるかもしれない。

もっとペースをあげなければと思いつつも集中力に欠け、なかなか思うように筆が進まない現実です。

メナード美術館

メナード美術館(-びじゅつかん、英語表記:MENARD ART MUSEUM)は、愛知県小牧市にある美術館。

日本メナード化粧品創業者の野々川大介と夫人の野々川美寿子[1]が収集した美術コレクションをもとに建設された。公式ホームページ http://museum.menard.co.jp/

印象派以降の西洋絵画、明治以降の日本人作家による日本画・洋画を主体とする他、版画、彫刻、工芸などの近現代美術及び古美術等の約1,300点を収蔵する。

2008年5月から改修工事のため休館していたが、2009年4月25日にリニューアルオープンした。

イメージ 1

今日も晴天、家で絵でも描いていればいいものを、ついつい出かけてしまいたくなる。車で約30分「メナード美術館」へ行ってまいりました。

開催中の展示会は「夢みる女たち」、開催主旨は下記の通りで、最近になく充分満足した展覧会でした。

さまざまな「女性の美」のあり方を提案しつづけてきたメナード化粧品。

創業50周年の節目を迎えた本年、メナード美術館では美術作品にみる「女性」をテーマにした展覧会を開催します。

女を描くこと――それはいつの時代・どんな場所においても、絵を描く行為において大きな位置を占めてきました。女たちは絵の中で、しばしば夢みるかのような表情を浮かべ魅力的な姿をあらわにします。

そこには彼女たちを描く/見る者たちの「夢」――「女らしさ」を愛でる、「運命の女」に眩惑される、「母なるもの」へ思いを馳せるなど――が寄り添っていたことでしょう。

コレクションによるこの展覧会では、女性をモティーフにした作品およそ60点を、4つのセクションに分けて紹介します。

Ⅰ 東西の「美人」たち
Ⅱ ファム・ファタル(運命の女)あるいはミューズ(女神)
Ⅲ 安らぎと畏敬
Ⅳ 「美術」としての裸婦

もちろん開館まもない10時過ぎで、おそらく入場第一番、誰も気にすることなく、天下の名品を一人占め。

収集作品のほとんどが、画集などで見たことのある名品ぞろいです。特に私が最も好きな絵は、マネーの「黒い帽子のマルタン夫人」

イメージ 2

今回のポスターなどで紹介しているモーリス・ドニの「ダンス」

イメージ 3

他にも、クールベ、ルノワール、ロートレック、マティス、ピカソ、モロー、セザンヌ、ルソー、モネ、ゴッホ、ボナール、レジェ、ブラック、ビュッフェなどなど。とにかく一級品の絵画ばかりがズラーリ。

日本の画家もそうそうたる作家ばかり。
岡田三郎助「裸婦」

イメージ 4

岸田劉生「林檎を持てる麗子」

イメージ 5

国吉康雄「ピンクスリップの少女」

イメージ 6

小磯良平「競馬場にて」

イメージ 7

その他のも、中村彝、長谷川利行、山口薫、坂本繁二郎、熊谷守一、小出楢重、安井曽太郎、梅原龍三郎などなど。

日本画では、村山華岳、高山辰雄。彫刻では、マリノ・マリーニ、マイヨール、舟越保武、佐藤忠良、舟越桂などなど。

本当の素晴らしい作品群と巡り合え、至福のひと時でした。
化粧品メーカーがこのように芸術文化を応援して、一般に公開しいることは素晴らしいことですね。

宮本三郎作「二人」模写中

イメージ 1

暫くの間、描けない心理状態が続き、ここ数日が経ってしまいましたが、

今日から12月、気分を展観して、描きかけの「二人」の模写を始めました。

今日は、顔の部分を中心に描きこんでみました。
ギャラリー
  • 第60回こうなん藤まつり
  • 綺麗な夕焼け
  • 第35回トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル
  • 名古屋市農業センター
  • 夕方散歩 八重桜満開
  • 朝宮公園・日本庭園の桜
  • 尾張広域緑道の桜並木
  • 夕方散歩、桜見物2
  • 犬山祭 2025
アーカイブ
  • ライブドアブログ