今日は比較的制作が進みました。5合目半ぐらいまできたかな?もうすぐ頂上???。
いえいえ、まだまだ遠いですね~。難儀ですね~。
いえいえ、まだまだ遠いですね~。難儀ですね~。

少しアップしてみました。


昨日紹介した「ぶれない」(平山郁夫著)で、「90歳になった時の自分のために今、何をすべきか」
印象的な文章でしたから紹介いたします。
印象的な文章でしたから紹介いたします。
私は70代も後半になりましたが、今も一日に8時間化9時間は仕事をします。
旅に出ているとき以外は、アトリエに一歩も入らないという日はありません。
作品を仕上げ、いろいろなことを勉強するためには自分を鍛える必要がある。体力と集中力を高める必要があるんです。
そのため、毎朝の10分から15分の柔軟体操は欠かせません。不思議なことに、何も運動せずにいきなりアトリエで描き始めると、早く疲れてしまうのです。
そして掃除。
アトリエの掃除は人に頼まず、すべて私の領域です。広いアトリエに掃除機をかけ、板張りの床のから拭きをします。
アトリエの掃除は人に頼まず、すべて私の領域です。広いアトリエに掃除機をかけ、板張りの床のから拭きをします。
掃除機は週に1,2回ですが。から拭きは毎日。隅々までみがくと30分ほどかかり、うっすら汗ばむほどに筋肉を使います。掃除をやっていると一瞬、無心になれるもで、集中力を高めるのに役に立つのです。
これで、心と体の準備を整え、一度アトリエに入ると3時間は集中し、それを一日に3回行うのが日課です。集中しているときは、この3時間が30分くらいに感じるものです。
体を鍛えるということでいえば、出来るだけ粗衣粗食も心がけています。上手いものばかり食べていては、かえってダメになってしまう。栄養剤や薬などに頼っても、これは一過性のものであり、続けると依存症になって差しさわりが出てくると思うのです。
医者に言われて、一日24時間、血圧計をつけて測ったことがあります。結果は絵を描いている時間帯が一番安定していたくらい、仕事中にトップコンディションに持っていくことに留意しているのです。
こうして日々鍛えている私でも、これからは若い時の様な体力、集中力、腕力で勝負する訳にはいかなくなってくるでしょう。経験不足を若さでカバーするような「力わざ」に頼ることはできなくなってきます。
まだまだ衰えていないと思っている私ですが、「90歳になったらどうだろうか」と考えます。
今のように時間をかけて一枚の絵を仕上げていくことは、もうできなくなっているのかもしれません。ならば、若い時分から今までは長い棒を振りまわしちた状態だとしてら、90歳のときは居合抜きのようん、一刀両断で描き上げるようにしなければならない。
そうでなければ、集中力と持続力が持たないでしょう。そう考えて、私は今までの描き方とは異なる「一刀両断で一気に決めていくような技術」を習得するため、今からあれこれ訓練しています。
まだまだ技術的にもやりたいこと、やらなければならないことはたくさんあるのです。
こう書きつづられていました。私にはいい戒めになります。少しでも先生のアカを煎じていただかなければ・・・。