泰西名画模写画とオリジナル絵画、コレクションの作品紹介

10年以上続けてきたヤフーブログから移行してきました。 画家になりたいという、若い頃からの夢をかなえたくて、独学で模写から勉強しています。 また、好きな人物画を主に、有名無名を問わず気に入った絵画収集にも努めています。 他にも日々お出かけの日常などを紹介しています。

2009年09月

「リッタの聖母」制作中

エルミタージュ美術館所蔵の15~16世紀、イタリア・ルネサンスの名画「リッタの聖母」、
模写画の制作が随分進んできました。

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この「リッタの聖母」と名付けられたリッタは、前所有者の名前。
授乳する聖母が描かれているが、黒い壁をバックに浮かび上がる美しい聖母の横顔、
受難のシンボル・ヒワを左手に持つイエスの表情が、
これより前に描かれた「ブノワの聖母」とは趣を異にする。
そのため、レオナルド・ダ・ヴィンチの真作かどうかが議論されており、
20代で描いた聖母子像を塗りなおしたとする説もある。

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「ブノワの聖母」こちらはレオナルド26歳、工房から独立する前後の意欲的な作品で、
聖母の顔や衣装の輪郭に、スフマート技法(ぼかしの技法)の萌芽がみられる。
こちら「ブノワの聖母」と名付けられたブノワも以前にフランス人画家ブノワが所蔵していたのでこの名前である。

忘れられない言葉2(棟方志功)

真の芸術家とは、このような人を名指すのではないだろうか。

誰にも気負いなく、自身の自然体で生きていく生き様。



ゴッホの絵と出合い、画家になろうと決心し、わたくしはゴッホになろう、そう自分に語りました。

何としてもゴッホになりたいと思いました。

プルシャンブルーで描かれたゴッホのひまわり、グルグルして目の廻るような、輝きつづく、

あんなひまわりの絵が描きたかったのです。

鍛冶屋の息子は相槌の火花を散らしながら、わたしはゴッホになる。

裁判所の給仕をやり、貉(むじな)の仲間と徒党を組んで、わたしはゴッホになる。とわめいた。

ゴッホになろうとして上京した。

貧乏青年はしかし、ゴッホにならずに、世界のMunakataになった。



ミーミーランも尊敬する棟方を志向してみました。

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参考にした写真

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ちなみに先回は、レオナール・フジタを模して変身しました。

忘れられない言葉1(中島通善)

今日読んだ本の中から「忘れられない言葉1」

絵画は、何事かを瞬間で感じ取れることが魅力です。

制作にどんなに時間をかけても観る時は一瞬です。

すぐ飽きるものもあれば時間とともに魅力の深まるものもありますが、

絵はいかに一目ぼれするかが肝心です。

さらに飽きがこなければ最高です。

絵にはそれを観る自分の人柄が映し出されるものです。

                         版木画 中島通善

サンドフェスタ会場

今日も良い天気、部屋にこもって絵ばかり描いていても、精神的に不健全な気がして、給油ついでに兼ねかね訪れたい場所へ行った。

9月19日から開催中のサンドフェスタ会場(10月12日まで開催、期間中に宝探しやフリーマーケットなどイベントが予定されています)です。
車で20分ほどで行ける近場のお気に入り場所のひとつ。

現物を見るのは初めて、大小13基の砂山に水をかけ固めては、ヘラやコテのようなもので削って砂彫刻に・・・。雨が降ったら・・・心配ですね。

こんな会場です。

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全部で13基あったが、既に完成した作品もあり撮影してきました。

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ここは、木曽川の下流に近く川幅もあり広々とした堤と川との間に御覧のような森があり、遊歩道には、もうそろそろ花の終わりを告げそうな彼岸花がまだ目を楽しませてくれます。

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砂浜に出ると、180度木曽川、ここはウインドサーフィンをする人々で賑わうのだが、何故か午前中は御覧のようなヨットが数槽遊んでいる。

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ウインドサーファもそろそろお出ましのよう、昼過ぎからは初秋の暖かい日差しの中、ウインドサーフィンを楽しむ人々で賑やかになりそうです。

「リッツの聖母」模写、手直し

過去の記事になります「リッタの聖母子」完成?6月8日ブログ記事アップ。
この記事は http://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/39033242.html


正直?マークが付いているように完成宣言の自信、半分は無かった。

昨日「大公の聖母」に使ったネーブルスイエロー・フレンチをこの絵の肌色に着色してみたら、思い描いた通りの色彩に見事に変化、とても良い印象だ。

この手本には、2枚の参考写真がありますが、所蔵しているエルミタージュ美術館まで、ちょっとお出かけ、実物の絵を見て脳裏に色彩を焼き付けてくる訳にはいきません。

資料の写真を御覧のように参考にして、おそらく本物はこんな色彩かな・・・?と想像しながら描いてますよ。

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これぞ大発見、フランス料理のような名前のこの絵の具色、ネーブルスイエロー・フレンチ。


今日は描く時間があまり取れず、少々の変化しか見られませんが、以前の記事の写真と見比べていただいたら、違いようがはっきりしています。


今日少し手直しした「リッツの聖母」です。

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ラファエロ作「大公の聖母」模写画完成

やっと只今、ラファエロ作「大公の聖母」模写画が完成です。

90cm×60cmの板パネルに油彩で描きました。

原寸は84cm×55cmですからほんの少し大きいですがほぼ原寸大の模写画です。

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正直な話、苦労しました。先回21日に記事アップしてから、肌色が決まらずややもすると明るい部分が浮いた感じになってしまい、試行錯誤。

今日ようやくこの色なら上手くいきそうなネーブルスイエローフレンチ(何かフランス料理みたいな名前ですが、ファンデーションのくすんだ肌色)という絵の具の色を使ったら非常にしっくりいき、マリアとイエスの肌の部分を塗り直したら古風で落ち着いた色彩になってきた。

どの模写画にも、常に苦労させられますが、今回も予定通り・・・?  苦労した分印象も大です。

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話は変わりますが、「制作中、どんな音楽をお聞きですか?」と言う質問をいただきました。

今日は、ほとんどカンツォーネとフラメンコのギター曲をかけて制作してました。

古い曲ですがボビー・ソロの「ほほにかかる涙」とかミーナの「砂に消えた涙」「月影のナポリ」などなどカンツォーネ音楽をかけて描いてたんですよ。

やる気が出ないときは、ディスコ調音楽で・・・、
「I was born to love you」何んかを何度も繰り返し聞いて、やる気モードに高揚させ、絵筆を持って踊りながら、ほぼ精神病状態で描いてますよ。

ラファエロ作「大公の聖母」摸写2

ラファエロ作「大公の聖母」、雑誌「原寸美術館」の資料により非常に克明に観察でき、今日の制作はここまで進みました。

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上半部の拡大です。

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もう少しで完成、ワクワクしながらも冷静に判断しないと自己満足に陥る微妙な時間。

明日、目覚めて改めて見直すと粗が沢山見つかることは多々ある。

しばらく冷静に判断したいと思います。

ラファエロ作「大公の聖母」摸写

最近やる気モードに火が付き始めたのか、旧作の完成に向けてスパートがかかってきた。

思い返せばこちら「大公の聖母」6月23日に記事にして以来、手付かず状態で壁の隅に追いやられていました。
過去の記事( http://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/39271208.html )

今日の午後から制作に取り組んでいます。ほぼ出来上がっているので、生徒の絵を先生が手直しする感覚で、細部の点検と修正。細筆でチマチマ描いていく、点描のような仕事です。いっそのこと修復家にでもなった気分。

今日の記事アップはこんな感じです。

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このラファエロ作「大公の聖母」についてこんな文献がありました。

「聖母子の画家が描いたルネサンスを具現化する立像 

正面向きに立ち、幼子イエスを抱くマリア・・・。「大公の聖母」は、ラファエロが22歳頃に描いた革新的な聖母子像である。

西ヨーロッパの聖母子像は初期キリスト教時代以降、王座に座る姿で描かれるのが基本だったが、やがて、ビザンティン系に多かった正面を向いて立つ聖母の様式が西ヨーロッパに流入。

「王座の聖母子」

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ラファエロは、その様式を大胆に取り入れ、最大限に生かしたのだ。それ以前、ルネサンスを先導した画家たちも聖母子を人間的に描こうと試みていたが、背景にはいまだ金地で、聖母子の神々しさを強調していた。

しかしここで、レオナルド・ダ・ヴィンチから学んだ「最新技術」スフマート(ぼかしの技法)を用いて描かれた聖母子は、王座から降りて自然な立ち姿を見せる。

慈しみあふれる人間の母子そのままの聖母子像は、人間賛歌を謳ったルネサンスの思想そのものであった。

「大公の聖母」1505~1506年頃の作品、板絵油彩、85cm×56cm、ビッティ美術館所蔵

西欧絵画で聖母を立たせるのは革新的でもあった。X線調査によると、背景には窓のような円形の枠が描かれていたという。

所有者のトスカーナ大公フェルディナンド3世は、旅行中もこの絵を持ち歩いていた。「大公の聖母」の呼び名はこの大公にちなんでつけられた。

「シモネッタの肖像」摸写画完成

一言メッセージでご案内させていただいておりますように、今年の11月7日(土)8日(日)の2日間、ナゴヤポートメッセ3号館で開催される「クリエーターズマーケット」に初出展いたします。

公の場で作品を発表するのは、3年前の個展以来久しぶりです。

会期まで後1ヶ月半、新作展示に向けて少し力が入ります。

今日は、長いことかかってしまったが、ボッティチェリ作「シモネッタの肖像」を仕上げました。

印刷物によって色彩が異なるので、御覧のように3作を参考に色調を想像して仕上げました。

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作品の拡大はこれです。

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あなたは右顔派?左顔派?

あなたは右顔派?それとも左顔派?

人間は右顔か好みの人と左顔好み、それぞれに訳あって分かれると思います。右顔と左顔が多少違うことには気が付いておりましたが、はたしてどちらの写真写りが好ましいかについては、意見の分かれるところ。

この疑問に、「Super源さん」が答えてくれていますので、紹介したいと思います。
詳しくは( http://supergensan.blog36.fc2.com/tb.php/73-96c06d38 )

こんな紹介です。ブロマイドをよく見ると、顔の左側から撮ったものが多いそうです。又、女優さんがテレビのトーク番組に出演するときなども、左側から撮ってもらうことが多いそうです。

それは、右側から撮ってもらうよりも、左側の表情の方が生き生きしているからだそうです。

彼の話は、右脳、左脳の話題に展開し、右脳は「視覚脳」左脳は「論理脳」、そして喜怒哀楽の感情を受け持っているのが右脳。その右脳に繁がっているのが顔の左側。

つまり顔の左側には、喜びや悲しみなどの心情がよく表れるそうです。

今日こんなことを話題にしたのは、ボッティチェリ作「シモネッタの肖像」の制作途中で資料を探っていたら、同じくシモネッタと髪形、おでこ、鼻筋がまったくそっくりなモデルを左顔で描いた作品に出くわしたから。

暫く描くのを止めていたが、今日の午後筆を加えもう少しで完成、只今こんな出来栄えです。

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この絵、前回紹介した状況とは雰囲気が随分変わったと思います。
前回のブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/39553998.html )

参考にしている手本の写真を変え色彩的にこちらが本物に近いかなと思ったからです。
今回お手本にしている「シモネッタの肖像」

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左顔を描いた肖像画

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今日の話題にした右顔派?それとも左顔派?参考になる絵です。作者はもちろん共にボッティチェリ、左顔の作品は怒りの表情を感じますが皆さんはいかがでしょう。
個人的には今描いてる右顔の優しい感じのシモネッタが好きです。
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