泰西名画模写画とオリジナル絵画、コレクションの作品紹介

10年以上続けてきたヤフーブログから移行してきました。 画家になりたいという、若い頃からの夢をかなえたくて、独学で模写から勉強しています。 また、好きな人物画を主に、有名無名を問わず気に入った絵画収集にも努めています。 他にも日々お出かけの日常などを紹介しています。

2009年04月

次回作の模写画

今日昼間図書館で、画集を見ながら次回作に何を描くが考えていたが、やはり以前から一度は模写してみたかったボッティチェリー。「ヴィーナス誕生」「プリマヴェーラ(春)」などは有名で、皆さまもご存じでしょうが、私が選んだ模写したい絵は、この横顔の女性像。

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サンドロ・ボッティチェリー作「シモネッタ・ヴェスプッチの肖像」1480~85年頃の作品で、日本の丸紅が所蔵している。

そして、次にラファエロの聖母子も一度は描いてみたい絵です。数あるラファエロの聖母子像から、これを選びました。
ラファエロのモデルは同一人物なのでしょうか、マリアとイエスの顔はどれもほとんどが同じですが、この絵の表情が一番好きです。1504年作「大公の聖母」です。

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そしてもう一枚、クリムトの寓意画「彫刻」1889年水彩で描かれたものですが、女性のヌードがとても綺麗に描かれています。

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まだまだ仕上がり途中の模写画がいっぱいですが、何故か次から次へと描きたい絵がいっぱいです。以上の3作品をまた明日から準備していきます。

ワイルドネイチャーへお出かけ

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好天の今日、陽気に誘われて近場の祖父江ワイルドネイチャーへ出かけて参りました。

国営木曽三川公園ワイルドネイチャー祖父江砂丘広場は、木曽川が作り出した自然の砂丘を利用し、自然環境保全と、砂丘の有効利用を図りながら、水上スポートを始めとし多種多様なレクリエーションを経験できます。

砂丘広場では、毎年「サンドフェスタ」が開催されます。なかでもハイライトは、砂丘の砂を使ったオブジェの製作で札幌の雪祭りにあるような、砂バージョンと言ったとこでしょうか。 

そのほかにも、デイキャンプ広場、アドベンチャー広場、ふれあい観察園、芝生広場、ピクニック広場などがあり、無料のバーベキュー場も沢山の家族づれや友だちグループで賑やかです。

こんな自然豊かな公園、今日は西風が少々強めに吹いて、ウインドーサーファーたちが沢山集まってきていました。

のどかな青い川面に新緑の木々、爽やかな心地良い西風がとても気持ちの良い昭和の日です。

モナ・リザの額縁

先週14日に記事にした「モナ・リザ」の新しい額縁のことに関連して、(http://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/38318016.html)
今日、寮の応接に掛けてある風景画を改めて見直すと、この風景画には似合わないコテコテの重厚な手彫りの古い額縁が気になります。

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あの「モナ・リザ」のサイズと同じ位の大きさ、しかもこの古い重厚な額縁が、あの絵にとても似合いそうな感じです。

早速、サイズを合わせて見るとほんの少し大き目だが、隙間にボール紙をはさんで固定すれば良い。汚れた額縁を洗浄し、乾かしてから試着させて写真撮り。

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オヤオヤ似合うじゃないの。あの重厚なコテコテの額縁、しかも古ぼけた味のある剥げた所が、古風な絵とマッチしてて本当に良いと思う。

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ファッションでも服装で顔の感じが変わることもあれば、似合った服やお気に入りの服を着てると心から嬉しさがこみ上げてくるように、絵の感じも随分違って感じます。モナ・リザも喜んでいる感じ。

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古風な服装が似合う人もいれば、モダンなデザインが似合う人も、派手な花柄や色彩が似合う人も、あるいは地味な服装が似合っている人も、世の中様々で各人お似合いのファッションで出かけられるように、絵も着せ替え人形のように、額を変えたり、飾る場所を変えたりで、その場の雰囲気が変化して大いに楽しめて面白い。

只今、制作中(28)「リッタの聖母」

只今、制作中「リッタの聖母子」
今日は、朝からディスコミュージックを鳴らしながら、軽快に下塗りを終了。

きっとレオナルド・ダ・ヴィンチの時代、こうした下塗りのような作業は弟子がして、たまに師匠に怒られたりして、修行してたのでしょうね。

私は、この下塗りの時間が結構好きです。これから仕上がっていくであろう絵の出来上がりが楽しみであると共に、結構大胆に筆使いが出来、気分の発散が出来る。

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ところで、この作品1490年作、この時代のファッションに注目してしまいました。

この絵、幼児イエスにおっぱいを与えている母子ですが、聖母マリアの胸元に注目すると、細い紐が解かれおっぱいが簡単に出るようになっている。左胸にも紐で左右に縫ったようにして、縦割れの衣類を留めている様子が写真で窺える。

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同じく15世紀同時代の「フローラ」の絵にも、青い帆もを解いて、右胸をポロリ。使い勝手のよさそうな服装だこと。

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つまらぬ事も考えながらの制作です。以前中国で仕事をしてた時も、用をたすのに便利な股割れのパンツを穿いた幼児が、そこかしこに居た光景を思い出してしまいます。

只今、制作中(27)「リッタの聖母」

今日は午前中から画集を開いて、次回の模写作品レオナルド・ダ・ヴィンチシリーズ第3弾に「リッタの聖母子」を選びました。

母子像の絵画については、優しい眼差しで有名なラファエロの母子像も好きだが、ダ・ヴィンチにちなんだ母子像を模写するのも良いかなと思い、先回のモナ・リザ同様、製図板に下絵を描き終え、只今記事にしております。

本画のサイズは42cm×33cmと比較的小さいサイズですが、私は製図板(89.5cm×59cm)の約2倍の大きさで模写してみます。

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実はこの絵の下絵は、レオナルド作とする説のデッサンで姿勢も面影も似ている。
ルーヴル美術館所蔵の下の写真をよくご記憶下さい。

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実はこの「リッタの聖母子」はレオナルド・ダ・ヴィンチが直接描いたのではなく、上のデッサンをもとにして、あるいはレオナルドの下絵をもとにして、デ・プレディスら共作者か、あるいは弟子のひとりであるボルトラッフィオが仕上げたものとされていて、ここでもダ・ヴィンチの謎(コード)が出現する。
いずれにしても、身体の輪郭にぼかしがなく、はっきりしすぎていてレオナルド作とするには、不自然な事がうかがえる。
今はロシアのエルミタージュ美術館に収蔵されていて話題の作品です。

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ミーミーラン美術館14「モナ・リザ」

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出来あがりました、「モナ・ルザ」のオーダーメイド額縁。

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ちょっと額縁の模様をアップしてみます。
瞬間的にこの額縁が似合っていると感じた。こんな結果で本日ミーミーラン美術館入りです。

絵その物に関しては、背景の山などもう少し手直ししてみます。

ミーミーラン美術館13「座るモワテシエ夫人」

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アングル作「座るモワテシエ夫人」キャンバスが乾いてきたので、額縁に入れてミーミーラン美術館入りです。

額縁は古典画に似合いそうな金縁の額を選んでみました。絵を引き立てるかどうか、額縁の影響は大きい。

服選びと同じで、絵の雰囲気さえ変わってしまうことがある。この点が額選びの楽しみな時間です。

先程、「モナ・リザ用の額縁が出来上がった」と画材店から連絡があったので、明日取りに行って画像アップしてみます。

モナ・リザに似合っているのかどうか、楽しみな時間です。

アングルの模写画

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昨日から手を加え出したアングル作「座るモワテシエ夫人」の模写画完成です。

描き始めてから随分長い日時がかかりました。

サイズはF10号(53cm×45.5cm)

最近手に入れた美術書から、この絵に対しての説明があるので、記しておきます。

「古代ローマの女神ような」と讃えられる威厳と美を備えた銀行家の妻の肖像画。19世紀、フランスの新古典主義のアングルは、13年の歳月を費やし、76歳でこの肖像画を完成させた。

なめらかな仕上げの技法、端正な人物造形、精密な描写力など、ルネッサンス以来の西洋絵画が培ってきた伝統的な手法が、いかんなく発揮されている。

只今、制作中(26)「モワテシエ夫人」「フローラ」

今日記事にする「只今、制作中」は、2月21日以来ほったらかしにしていたジャン・オーギュスト・アングル作「モワテシエ夫人」の模写画、今日朝から手を加えております。
完成までもう少しかな?

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そして、もう1作は4月1日記事にしてからあまり進行しておりませんが、パルマ・イル。ヴェッキオ作「フローラ」の模写画です。

「モナ・リザ」をこのようにおっぱい半出し状態にして描いたら、面白いかな?と思ったりして第二作目「おっぱいを出したモナ・リザ」を構想中です。

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モナ・リザ 私が描かれた理由

先月描き終えた<モナ・リザ>毎日掛けるソファーの正面に置いていて、誰もいない部屋でお見合いしてると妙な気分にもなります。

私はレオナルドか?なんて思いながら、これから彼の未完成作の作品を全て、私なりの感覚で描きこんでみようかななどと思う毎日ですが、いまだにモナ・リザが頭から離れません。

今日も図書館で見つけてしまいました。「モナ・リザ 私が描かれた理由」岡庸子著(出窓社2007年3月初版)の本を借りてきて読みました。

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またお会いしましたね。
あなたとは、これまでにいろいろな場所で何度もお会いしてきました。そして今、私の思いを込めたこの本を手に取ってくださって、とてもうれしく思います。

ルーブル美術館には古今東西の素晴らしい芸術作品が集められていて、30万点を超える美術品が所蔵されています。

そのなかでも私は一番の呼び物にされていて、周囲を頑丈なガラスで護られ、特別な場所に展示されています。私の前には私を一目見ようと世界中から集まってくる人びとでいつも山のような人垣ができています。

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という優しい書き出しに始り、著者が気がついたモナ・リザはダ・ヴィンチの自画像ではないか?こんなダ・ヴィンチ本人説を提唱した内容が書かれている。

このことについては、1986年アメリカの研究者もダ・ヴィンチ本人説を主張している。内容は関連記事をご覧下さい。 http://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/37909151.html

著者はこの決め手を、モナ・リザの顔に描かれた突起物だという。絵に向かって右側(左目と鼻筋の間に薄く突起物がある)にある突起物に注目している。

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普通ならば女性の顔にある傷やイボなどは、本人が最も気にしているものですから、画家はそれらを取り除いた形で描くのが普通です。

一方レオナルドの顔にも、若い頃から右目と鼻との間に少し突起したものがあり、それが歳とともに盛り上がって目立つようになってきました。

こうして生涯自分の顔とともにあったもの、いつも気にしていた目障りな突起物をレオナルドは人生の最後に「モナ・リザ」に描き、自分自身である事を証明して見せたという著者のご意見です。

私が模写したモナ・リザには、この突起物は長い年月を得て絵具が剥離した結果じゃないかと解釈し、あえて描きませんでした。
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