今朝のメール「おめでとうございます!あなたが落札しました。」
昨晩最高落札価格でチェックし、もし更に高値が出て他の人が落札してしまえば、ご縁がなかったものと諦めるつもりでしたが、めでたく私のもとに来ることになりました。
14年前に、わたくしの郷土一宮市にある三岸節子記念美術館で、「筧忠治展」を見てから、迫力ある作品とご本人の顔相から漲る意志の強さに圧倒されました。
以来、いつかこの人の絵を手にしたいとは思っていましたが、作品数も限られていてなかなか手にする機会がありませんでした。
今回の作品は、1925年制作のコンテで描かれた「自画像」です。
筧画伯は1908年生まれですから、17歳の時描いた自画像とすれば、かなり老けて見えます。
でも同様の年代に描かれた作品が刈谷市美術館に数点所蔵されていて、いずれも「自画像」とタイトルが記されているから間違いないでしょう。