今週落札した3作品の内2作品が届きました。

昨日記事にした立山敏之画伯の南フランスのスケッチ画、保存状態も良く綺麗な色彩を残した満足する絵でした。

イメージ 1

そしてもう1作が作者不詳のF30号の二紀展出品作。

届いた作品にガラスは無く、汚れていたのでウエットティッシュで軽く拭いてみたら、想像以上に明るい絵になりました。

イメージ 2

イメージ 3

ただ上の写真の白○部分に擦れた傷跡が残っています。私の修復が必要ですが、比較的簡単に修復できると思います。

乾いてから艶出しのタブローを塗ったら見違えるほど良い作品になるでしょう。

さて問題の作者の件ですが、表面の左端にY KuRoDaと書いてあることは読めます。

イメージ 4

そして、キャンバス裏面木枠に、黒マジックで消されていますが、軽くアルコールティッシュで表面をなぞったら、黒田由美?と読めそうな字が見えてきました。

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

タイトルらしき右側の文字は読めそうにありません。最後に4だけ分かります。

左上には、京都市内の美術品運送会社のシールが張られていますが、のり跡を残した右上のシールには画家名やタイトルなどが書かれていたのでしょうが、残念ながら破いて捨てられたようです。

画家黒田由美、二紀展黒田由美で検索すると、YouTubeにデッサンする動画が出てきましたが、確証はありません。

YouTube動画で、私のように独学で勉強しておられるのかもしれません。

こんなミステリーを解く楽しみや修復も暇な時間つぶしで、コレクター冥利に尽きます。