一昨日落札した稲垣孝二画伯の絵が届きました。
1980年名古屋日動画廊で個展「稲垣孝二展」を見て、「なんてすごい画家なんだ。
さすが天下の日動画廊も認めるはずだ。」これが最初の感想でした。
さすが天下の日動画廊も認めるはずだ。」これが最初の感想でした。
稲垣画伯は1952年生まれ、私も出来れば行きたかった愛知県立芸術大学卒、年齢も1歳違い。その時展示されていたのは、鉛筆で描いた裸婦デッサンの大きな絵ばかりでした。
実に見事な描写力に度肝を抜かれた感じ、「さすが芸大出は違うね。」
日本経済がバブルを企てる先駆けで、「壊れた商品は修理するより買い換えた方が安い。」と奨励され、国民の給料が毎年上がる好景気、先行きの明るい未来を信じて80年代半ばころからバブルに拍車がかかった年代。
美術業界でも、将来の高値を望み投資に絵を買い求める風潮と地方に美術館を建設するブームが起き、メイーンの絵画を求めて西洋絵画市場で有名絵画をあさる日本人が話題になりました。
28歳の若さでの画壇デビューにふさわしい「稲垣孝二展」、売価がいくらかは今覚えていませんが、かなり高額で売られていたはずです。
予算の関係上、本物を手に入れることは不可能なので、リトグラフで満足とします。
額寸縦 70.9×横 34.9㎝ - 画寸縦 58×横 21.8㎝
額寸縦 70.9×横 34.9㎝ - 画寸縦 58×横 21.8㎝


こうした実に見事な写実絵画を毎日見ることで、すぐに妥協してしまう弱い心の自分に鞭を入れる思いです。
もっともっと自分の絵を精進させたいですね。
次に、稲垣画伯のプロフィールを紹介いたします。

◆稲垣考二(いながき・こうじ 1952~ 愛知)
1976年 愛知県立芸術大学油画科を卒業、研修科に進む。
1976年 国展で新人賞、中部国画賞を受賞する(以後毎年出品)
1977年 国展で中部国画賞を受賞する。
1977年 中部読売美術展で中京テレビ賞を受賞する。
1977年 中部総合美術展で部門賞を受賞する。
1978年 日洋展で三越賞を受賞する。
1978年 中部読美術展で愛知県知事賞を受賞する。
1979年 愛知県立芸術大学大学院研修科を修了する。
1979年 国画会会友に推挙される。
1979年 明日への具象展に出展する(以後84年まで毎年)。
1979年 第2回現代の裸婦展で大賞を受賞する。
1980年 日動画廊にて個展を開催する。(名古屋)
1980年 太陽展に出品する(以後毎年)
1981年 安井賞展に出品する(以後83、85~87、92、94年)
1982年 八月会展に出品する(以後毎年)
1984年 国展にて会友優作賞を受賞する。
1984年 第1回伊藤廉記念賞を受賞する。
1985年 国画会会員に推挙される。
1985年 具象絵画ビエンナーレに出品する(以後87、89年)
1986年 裸婦大賞展で優秀賞を受賞する。
1987年 第22回昭和会展で優秀賞を受賞する。
1993年 平成4年度名古屋市芸術奨励賞を受賞する。
1993年 名古屋コンテンポラリー・アート・フェアに出品する(以後01年。
1993年 国際コンテンポラリー・アート・フェア(NICAF)に出品する(横浜、以後97年・東京)。
1993年 IMA「絵画の今日」展に招待出品する(三越美術館/新宿、以後95年)。
1993年 日動画廊にて個展を開催する(大阪・名古屋)。
1996年 「素描-稲垣考二」が日動出版より刊行される。
1997年 エスパシオ紀伊国屋にて素描展を開催する(名古屋)。
1998年 21世紀の日本画を担う 現代の精鋭作家たち展に出品する(松坂屋美術館/名古屋)。
1999年 「絵画表現の活断層」展に出品する(名古屋市民ギャラリー)。
2000年 Asian Art Now 2000展に出品する(以後01年)。
2001年 第1回みちの会に出品する(以後01年)。
1976年 国展で新人賞、中部国画賞を受賞する(以後毎年出品)
1977年 国展で中部国画賞を受賞する。
1977年 中部読売美術展で中京テレビ賞を受賞する。
1977年 中部総合美術展で部門賞を受賞する。
1978年 日洋展で三越賞を受賞する。
1978年 中部読美術展で愛知県知事賞を受賞する。
1979年 愛知県立芸術大学大学院研修科を修了する。
1979年 国画会会友に推挙される。
1979年 明日への具象展に出展する(以後84年まで毎年)。
1979年 第2回現代の裸婦展で大賞を受賞する。
1980年 日動画廊にて個展を開催する。(名古屋)
1980年 太陽展に出品する(以後毎年)
1981年 安井賞展に出品する(以後83、85~87、92、94年)
1982年 八月会展に出品する(以後毎年)
1984年 国展にて会友優作賞を受賞する。
1984年 第1回伊藤廉記念賞を受賞する。
1985年 国画会会員に推挙される。
1985年 具象絵画ビエンナーレに出品する(以後87、89年)
1986年 裸婦大賞展で優秀賞を受賞する。
1987年 第22回昭和会展で優秀賞を受賞する。
1993年 平成4年度名古屋市芸術奨励賞を受賞する。
1993年 名古屋コンテンポラリー・アート・フェアに出品する(以後01年。
1993年 国際コンテンポラリー・アート・フェア(NICAF)に出品する(横浜、以後97年・東京)。
1993年 IMA「絵画の今日」展に招待出品する(三越美術館/新宿、以後95年)。
1993年 日動画廊にて個展を開催する(大阪・名古屋)。
1996年 「素描-稲垣考二」が日動出版より刊行される。
1997年 エスパシオ紀伊国屋にて素描展を開催する(名古屋)。
1998年 21世紀の日本画を担う 現代の精鋭作家たち展に出品する(松坂屋美術館/名古屋)。
1999年 「絵画表現の活断層」展に出品する(名古屋市民ギャラリー)。
2000年 Asian Art Now 2000展に出品する(以後01年)。
2001年 第1回みちの会に出品する(以後01年)。
1980年より東京・名古屋・大阪・岐阜・伊勢・パリなどで個展30回。






