昨日図書館で借りてきた画集を見れば見るほど、「モナ・リザ」の模写完成度を上げたくなります。

そういえば「一流かどうかは心の強さ」と何かの本で読んだ覚えがある。「思い立ったが吉日」そんな訳で先ほどまで模写のやり直しです。

ついでに模写画制作の秘密もばらしちゃいましょう。

今回お手本にしているポスターは53cm×77cmと本物のサイズと同寸のお手本です。

ただ私が描いているパネルは、製図版でして60cm×90cmとやや大きめです。本画の縦横約13~17%大きなものです。

ちなみに模写画を描く場合、同寸で描かない約束です。贋作の流出を禁じることからでしょうが、見分けがつかない程の力量があれば、オリジナル絵画で生活出来そうなものですね。

ところで本題ですが、私の場合まず拡大コピー機で今回115%にコピーし、コピー紙を合わせてパネルに転写します。

転写方法はいろいろあり、日本画やフレスコ画では、下絵を表面から針や釘で突いて小さな穴をあけ、穴の上に粉をはたいて輪郭をつくる方法。他にも横尾忠則画伯は、プロジェクターで写真や絵をキャンバスに投影し、その輪郭線をなぞる方法のようです。

私はもっぱら拡大コピーに頼っています。

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原寸から拡大したコピー紙をつなぎ合わせます。

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次に、これを窓ガラスに貼り、裏面に鉛筆や色鉛筆で塗り込み、後で転写する線が写るようにする。今回は既に描いた絵の修正の為、白の色鉛筆を使用しました。

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パネルにこれを貼ります。

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コピー紙の輪郭線を入念にボールペンで伝いパネルに転写します。

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描き終えたら少し剥がし、細かな部分が転写出来ているか確かめる。

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転写し終わったら、細筆でもう一度描いていきます。

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今回、1.15倍というサイズで合わせたためかなりズレが出来てしまいましたが、より本物に近づくために、根気よく挑戦してみます。