鴨居玲のことについて検索してたら、1977年8月号「みづゑ」に談話記事があることを知り、古書のオークションで落札入手した雑誌が手に入ったので早速に読んでみました。

彼が自殺したのが1985年9月7日ですから、7年前に美術評論家の坂崎乙郎氏との対談です。

タイトルが「自分が死ぬときを描く、これが最後のテーマです。」

ブラジルからフランス、イタリアと海外生活をしてた頃の話から始まり、坂崎氏から画家の絶筆作品に興味がある話題になり、鴨居氏が答えています。「ある日、ある夜、フッと死という事におののく時があるんです。恐怖に、なぜか知らないですが、ある瞬間でしょうけど、だから自分の滅びていく自画像でも描き続ければ、これは全くうまい方法だと思ってニヤニヤしているんですけれども、まだガンの傾向はないようです。」(笑)

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1973年作「夢候よ」

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1976年作「ダイス」

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1976年作「風船」

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1973年作「廃兵」

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