今日マイコレクションに新しい一作が加わりました。

高野三三男作「婦人像」、ご存じの方も多いかと思いますが、高野三三男画伯は婦人画報の表紙絵も担当した方で、アールヌーヴォーが主流の時代にフランスに滞在、その芸術感化を受けパリ画壇でも活躍された方。

1940年に藤田嗣治らとともに帰国、戦争画を描くこともいたしかたない時代に生きた画家です。

詳しくは高野三三男の人物歴をご覧ください。 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%87%8E%E4%B8%89%E4%B8%89%E7%94%B7

尊敬する藤田画伯の絵は、どう転ぼうにも私には手を出すすべもありませんが、少なくとも同時代をフランスで過ごし、独特の画風でフランスでも認められた画家の生の絵を手にすることは、私にとってとても意義があります。

それに加え、かぐや姫が兼ねてから好きだと言う金子國義画伯も、私の分析では少なからず高野三三男先生の影響を受けていると思います。

金子國義の世界は、過去の記事がございます。 
この絵がYahooオークションで紹介され、オークションに初心者参加、「あなたが最高価格です」と表示されても更に終了時間が延長され、また誰かに高値をつけられるのではとハラハラ・ドキドキの連続。

でも最後の最後に私が最高価格のまま落札することが出来ました。

幸いなことに、出品者の方が誠実な感じのいい方でして、その後の手続きもスムーズに運び、本当は昨日午後に宅配便会社から届いていたのですが、不在だったため今日のお昼に作品を受け取りました。

作品の出来の良さにかぐや姫ともども喜んでおります。早速にリビングの白壁に飾りましたらその瞬間から不思議なことに、絵の周りがほんのり明るくなって、気分を優雅にさせてくれます。

もうすぐ誕生日のかぐや姫に相応しいプレゼントだったようです。彼女も、とても気に入ってくれてました。

その絵がこちらです。

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今回オークションで競り落とした絵画は、実のところ二回目です。

一回目は正直、失敗しました。

ジャン・フランク・ミレーの模写「横たわる婦人像」

模写画と知り、ついどんな程度の画風か?気になって参考までに手にしてみたいと思い落札したのですが、ミレーのプレートと裏面のフランス語の印刷紙にイッパイ食わされました。

恥ずかしながらその絵がこちらです。

確かによく出来過ぎている。でもビニールに印刷された唯の印刷物。手の込んだことに亀裂まで作って埃がいっぱいの古めかしい感じの絵。薄めた中性洗剤を使って、綺麗に洗いました。

中国でつかまされた骨董のレプリカの様なもので、安かったからあまり腹は立ちませんが。残念、残念・・・。

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古めかしい額は好みなので、剥げ落ちた模様部分を自分で修復することにします。

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ミレーのプレートにも騙されました。

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一番騙されたのは、フランス語の印刷紙と、フランス製のキャンバスらしい感じのくさびが入ったキャンバス。

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