昨日の続きで「モナ・リザ100の微笑」より、
今年は3月に初めて「モナ・リザ」の模写画の制作にかかわりました。今年最大の模写制作になったことは事実だし、ある程度自信にも成りました。
今年は3月に初めて「モナ・リザ」の模写画の制作にかかわりました。今年最大の模写制作になったことは事実だし、ある程度自信にも成りました。
私が現在実践している模写画制作を確信できる言葉が、この本に添えてあるので記しておきたいと思います。
模写に利点が認められたのには、歴史的にみるとつぎのような理由があった。第一に、かつては、原画を移動させてり、あるいは原画を見るために旅行するのが困難であったこと。
第二に、修行中の画家たちが、いにしえの巨匠たちの秘密をつかもうと、傑作の模写に専念したということである。
19世紀以前には、油彩による「モナ・リザ」の模写が数多く制作された。レオナルドの傑作をせめてコピーで所有したいいう欲望、その芸術の対する讃仰の気持ち、画家たちの挑戦心や油彩技術の修練といったさまざまな動機から、少なくとも数十点もの「モナ・リザ」の娘たちが誕生した。
しかしながら19世紀になると「モナ・リザ」の複製版画が多数出現する。
今夜はこれらを紹介いたします。
ジュール。シャックマール作「モナ・リザ」の複製、1879年、エッチング、フランスのグーピル美術館所蔵。

フェルディナン・ガイヤール作「モナ・リザ」の複製、フランス国立図書館所蔵。

同じくフェルディナン・ガイヤール作「モナ・リザ」の複製、こちらの版画はガイヤールの死により見完成、個人所蔵。

オーギュスティーヌ・フォーシュリ作「モナ・リザ」の複製、フランス国立図書館所蔵。

ジャン・バティスト・カルボー作「モナ・リザ」の複製、パリ国立美術学校所蔵。

ギュスターヴ・ル・グレイ作「モナ・リザ」の複製、フランスのギュスターヴ・モロー美術館所蔵。

グービル商会の写真、フランスのゲービル美術館所蔵。

ブソー・ヴァラドン商会の凹版、フランスのゲービル美術館所蔵。
