只今、制作中「リッタの聖母子」
今日は、朝からディスコミュージックを鳴らしながら、軽快に下塗りを終了。

きっとレオナルド・ダ・ヴィンチの時代、こうした下塗りのような作業は弟子がして、たまに師匠に怒られたりして、修行してたのでしょうね。

私は、この下塗りの時間が結構好きです。これから仕上がっていくであろう絵の出来上がりが楽しみであると共に、結構大胆に筆使いが出来、気分の発散が出来る。

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ところで、この作品1490年作、この時代のファッションに注目してしまいました。

この絵、幼児イエスにおっぱいを与えている母子ですが、聖母マリアの胸元に注目すると、細い紐が解かれおっぱいが簡単に出るようになっている。左胸にも紐で左右に縫ったようにして、縦割れの衣類を留めている様子が写真で窺える。

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同じく15世紀同時代の「フローラ」の絵にも、青い帆もを解いて、右胸をポロリ。使い勝手のよさそうな服装だこと。

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つまらぬ事も考えながらの制作です。以前中国で仕事をしてた時も、用をたすのに便利な股割れのパンツを穿いた幼児が、そこかしこに居た光景を思い出してしまいます。