今日は午前中から画集を開いて、次回の模写作品レオナルド・ダ・ヴィンチシリーズ第3弾に「リッタの聖母子」を選びました。

母子像の絵画については、優しい眼差しで有名なラファエロの母子像も好きだが、ダ・ヴィンチにちなんだ母子像を模写するのも良いかなと思い、先回のモナ・リザ同様、製図板に下絵を描き終え、只今記事にしております。

本画のサイズは42cm×33cmと比較的小さいサイズですが、私は製図板(89.5cm×59cm)の約2倍の大きさで模写してみます。

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実はこの絵の下絵は、レオナルド作とする説のデッサンで姿勢も面影も似ている。
ルーヴル美術館所蔵の下の写真をよくご記憶下さい。

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実はこの「リッタの聖母子」はレオナルド・ダ・ヴィンチが直接描いたのではなく、上のデッサンをもとにして、あるいはレオナルドの下絵をもとにして、デ・プレディスら共作者か、あるいは弟子のひとりであるボルトラッフィオが仕上げたものとされていて、ここでもダ・ヴィンチの謎(コード)が出現する。
いずれにしても、身体の輪郭にぼかしがなく、はっきりしすぎていてレオナルド作とするには、不自然な事がうかがえる。
今はロシアのエルミタージュ美術館に収蔵されていて話題の作品です。

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