この夏に名古屋ボストン美術館で開催の「クロード・モネ展」同様、私にとっては
期待を裏切られたような展示内容でした。
確かにメイーンの作品「日の出」が、パリのマルモッタン美術館から貸し出しで、
一作他の作品とは別格に、ガードマンお付きで、展示している。
混雑を想定してか雛段までもが、この絵の前に準備されている。でも意に反して、
企画者のご希望に叶わずガラガラ状態。(土、日、祭日は混むかも?)
モネの作品が他に17点あるが、会場を埋めるには作品数が不十分で、ブーダン3点、
ピサロ4点、シスレー4点、セザンヌ1点、モリゾ1点、ルノワール3点、ギヨマン
1点が同じく展示している。印象派画家の作品群には間違いないが、この展示内容は
何ですか?
モネの「日の出」意外、全部国内の美術館や個人蔵の寄せ集めで、各地巡回のパック
展覧会のようだが、私には物足りない印象でした。
むしろ美術館地下、常設展会場の荻須高徳、藤田嗣治、キスリング、モディリアーニ、
シャガール、ユトリロの作品を見ていたほうが、はるかに有意義だった感じ。