イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

昨日の記事の続編として、彼の妻アナベルの言葉を綴って、本編を終わりたいと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/atoriemimiran/35763606.html

「ベルナール(ビュッフェ)は、もう誰の負担にもなりたくなかったのです。だからあのような死を選んだのでしょう。

彼自身が決めたことなので、私からは何も言うことはありません。ただ、50年間に及ぶ彼の画家としての偉業を見て欲しい。そう願うだけです。

彼の作品は、たびたび非難されました。そのようなときベルナールは悪評によって励まされ。奮起することもあるのだと、静かに語ってくれました。

彼は息を引き取るまで、描くことへ眩しいほどの情熱を注いでいました。描くことが彼のすべてだった。

私は、ベルナールの絵を愛しています。41年間の愛情と友情は決して消えることはありません。

それは、彼の遺した作品と思い出が証明しています。」


ーーービュッフェの死から6年後の2005年8月3日アナベルは静かにこの世を去った。ーーー


「画家というのは、たった一人で仕事をしている。非常に稀な創作者です。

アトリエから展覧会場に運ばれるまで、絵画は画家自身の手の中にあり、生かすも殺すも作者次第なのです。

芸術家は愛の喜びと創作の苦しみを同時に味わう両性具有神のようなものです。作品が出来上がって人々に受け入れられたちきに、初めて肉体的にも精神的にも平静が得られるのです。

だから絵画を前にして、あまり喋りすぎてはいけないのです。絵画は生きており、子供のように僅かなことで傷つくからです。」


最後にベルナール・ビュッフェも語っております。
「私は大海原を航海する一隻の小船のようなもの、その波間を縫って何とか舵をとっているのです。」