ウフィツィ美術館は、ラファエロの傑作「ひわの聖母」について約10年間の修復作業を終え、内外の報道陣に公開した。
私が興味があるのは、実際の色彩はどんなだか?
やはり色鮮やか。今模写している「椅子の母子」もそうだが、画集からコピーしても写真そのものの色彩がまるで違う。
残念ながら本物を見る機会がないので、想像するしかないが、上のコピーの方がより本物に近いと確証した。
ルネッサンス時代の絵は月日が経ち過ぎて、どうしても黄ばんだ感じに絵が変色しているが、あのモナリザの絵も、最新の科学技術を駆使して再現すると、かなり鮮やかな色彩だったようだ。
日本では、模写をさせてくれる美術館はどこにもないが、ルーブルはじめヨーロッパの美術館では、許可さえ求めれば、堂々と本画のまえで模写出来るのが羨ましい。
もっともヨーロッパなら模写画家の社会的地位もあるが、日本では残念ながらいかがわしい仕事しみたいに言われてしまう。
別に贋作を世に出して、銭儲けをする訳でなく、技術習得のためにしているだけなのに。
只今、制作中(3)コピー写真の色彩の違いを比較するため、写真を2枚掲載。
模写制作、順調です。まもなく完成報告が出来そうです。