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やさしい人に見える人が、必ずしもやさしい心を持っているわけではない。

ケガをして治療をしてくれる人がいる。一見やさしいようだが、利己主義者でも、損得を考えればその行為はできる。こうしたらきっとこんなふうにかえってくると思ってする行為ではなく、見返りを求めない心こそ真のやさしい心である。

一緒にいるだけで心が安らぐ人がいる。何をしてくれるわけではないが、癒される。それが本当にやさしい人である。そういう人は、自分の利益以外の何かのために苦労をしてきている人である。

やさしい恋人は、喧嘩しても事故を起こさないかと心配で、後で電話する。それがやさしさである。

「君、幸せ?」と聞かれても、相手を安心させるために不幸でも「幸せだよ」と言う。これがやさしさ。(他人から不幸と思われるのが悔しくて、「私は幸せ」と言う虚栄心とは異なる。)

人はやさしくなれば、生きることが楽になる。でも、なかなかやさしくなれない。
それは、やさしくなるためには、心の葛藤を解決しなければならないし、やさしい人と接しなければならないからである。