今日は、杉本哲郎画伯のデッサン画が届きました。
きちっとした箱に入り、黄袋で包まれた高級感のある梱包です。
残念なことに石膏デッサンだからか、サインがありません。
額縁の裏板を外し、紙の裏面にサインか記録がないか確かめようと思いましたが、表装して裏板にぴったしくっついていて、それを確認することはできません。
ただ、裏板に哲郎筆1925年、杉本一郎と印鑑が押されています。

杉本一郎さんは息子さんでしょうか?
制作年が1925年と言うことは、画伯26歳の時の制作です。
年表を調べてみると、杉本哲郎1899年生まれ、大正9年(1926年)京都市立絵画専門学校卒業ですから、卒業1年前の学校の課題で描かれたものでしょう。

古い絵を受け取り、そこから絵にまつわる因果関係を探ることも、楽しみのひとつです。