名古屋に待望の素晴らし美術館が今日オープンいたしました。

昨日、ニュースで開館前日の招待会の模様が報道され、ロココ時代の有名画家や印象派やエコール・ド・パリ時代の有名画家の作品がズラリと展示している状況を見て、今日午前にかぐや姫と見に行ってまいりました。

私達の大好きなロココ時代のブーシェ、ルブラン、ドラクロア、アングル等いずれも大作が、まるで宮殿の内装のようにして展示していて、「ここはルーブルか?」と思わせるような展示方法がとても気に入りました。

額装にガラスがはめ込まれてなく、ほんの数十センチ近くまで目を寄せて眺められるのも、私のように模写をしている者にとって、本当に絵肌のタッチや技巧を参考にできる良い教材ばかりです。

よくぞ集めてくれましたヤマザキマザック様。ごあいさつによると1960年初頭より工作機械を世界市場に広めるべく努力して、欧米各地へ赴き、週末には美術館を訪れ、名画を鑑賞して楽しんでた折、パリの画廊で一枚のボナールの絵に出会い購入したことが、その後のコレクションのきっかけとなりましたとは、ヤマザキマザック創業者のヤマザキマザック美術館、山崎照幸館長のお言葉です。

それにしても、素晴らしい名画の数々。たいそうな資金を投じてのコレクションです。

ヤマザキマザック美術館のホームページこちらを参考にして下さい。
http://www.mazak-art.com/

私が印象的に思った作品を少しだけ紹介しておきます。

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フランソワ・ブーシェ作「アウロラとケファロス」(237.5×259cm)


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ニコラ・ド・ラルジリエール作「ジャッソ夫人とふたりの子供」(138.2×105cm)


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ジャン・マルク・ネティエ作「狩りの衣を着たマイイ伯爵夫人」(116.7×91cm)


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エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン作「エカチェリーナ・フェオドロヴナ・ドルゴロウキー皇女」(138×100cm)

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アメデオ・モディリアーニ作「ポール・アレクサンドル博士の肖像」(100.3×81.5cm)


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パブロ・ピカソ作「マタドール」(162×130.3cm)

絵画以外にもここにはアール・ヌーヴォーのガラス工芸を代表するエミール・ガレの作品や家具も展示していて、この道にご趣味のある方々には、興味ある展示品ではないでしょうか。
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