今週17日に掲載した記事、高野三三男画伯の挿絵らしき鉛筆画が届きました。

オークション出品者からはタイトル「レストラン」と名付けられていましたが、届いた絵の額縁から絵を外してみたら、出品者がタイトルを勝手に付けたんだと解釈します。

気になるサインの筆跡、ネット検索で高野画伯作品を沢山見てみましたら、同じような筆跡のサインもありました。

参考にした作品がこちらです。

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高野画伯は、婦人生活、週刊朝日、主婦の友など女性雑誌の表紙絵を多く描いています。

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届いた作品は経年と飾られた環境が悪かったのでしょう。
額縁の汚れをガラスクリーナーで拭くと、タバコのヤニらしき黄色い汚れが布に付き、マットに作品を貼りつけているテープがすぐに剥がれてしまい、作品も紙焼けしていました。

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裏面の説明書きは達筆な字、記録の為に編集者が書いたのでしょう。
日展評議員 高野三三男画伯 婦人生活記載 「世界名作物語」のさしえ と読めます。

何の小説の挿絵か? 右側に腰掛けた女性の髪形がビビアン・リーに思え、「風と共に去りぬ」か「嵐が丘」を想像、このあるシーンを挿絵描いたと思います。

作品がきっと本物であると思います。

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