今日から始まる駿府博物館開館50周年企画展の第2弾へ出かけて参りました。
朝7時半に出発、午前10時半に静岡市の駿府博物館に到着。
館長、副館長にご挨拶申し上げ、撮影許可証の腕章を腕に巻いて特別に撮影させていただきました。
目的は、板谷房画伯の没後50周年「巴里に愛された板谷房」の展示です。
私自作の模写画2点とマイコレクションの板谷房真作の「タブローの前」を依頼展示。
その他に7作品の素晴らしい展示です。
他にも資料としてご本人の写真、手紙、作品の写真などが展示されていて、遺作展としては企画関係者のご努力で立派な展示になったと思います。
展示会場はこの建物の2階です。
私の模写画「ローブの少女」と「ミニ・ジュープの少女」
マイコレクション「タブローの前」 1968年制作
「ベルンにて習作」 1961年制作
「リボンの少女」 1966年制作
作品名不詳「横たわる少女」と仮に名付け 1968年制作
「シルクとベルベット」
「潮の音」 1967年制作
「金の鍵」(千一夜物語) 1968年制作
「平和のための宴」 1967年制作
私の模写画「ローブの少女」と「ミニ・ジュープの少女」
マイコレクション「タブローの前」 1968年制作
「ベルンにて習作」 1961年制作
「リボンの少女」 1966年制作
作品名不詳「横たわる少女」と仮に名付け 1968年制作
「シルクとベルベット」
「潮の音」 1967年制作
「金の鍵」(千一夜物語) 1968年制作
「平和のための宴」 1967年制作
今回の板谷房遺作展を見ての個人的感想は、1960年代後半に板谷独特の地塗りの乳白色のキャンバス上に緻密に描いた独特の人物、衣装、動物、食物、魚などは完璧な技巧で描かれています。
私が17歳の時に松坂屋本店の美術画廊で見た時の衝撃が自然と蘇ってきます。
藤田嗣治画伯のキャンバスの地塗りを手伝っていたということなので、その技法はマスターしていたでしょうし、藤田画伯と「猫の絵二人展」をパリで開催したということなので、それはさぞかしパリで話題になったことでしょう。
個人的に「平和のための宴」を鑑賞する限りでは、この緻密な描き方は藤田を上回った絵と評価しました。